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山王まつりの想い出 [日常]

6月1日・2日と、富山市では最大級のお祭りである『山王まつり』が開催されました。
1,000を超える露店が並び、それはそれは賑やかなお祭りなんです…

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でも、ボクにとっては…少しだけセンチになってしまうお祭りでもあるんです…




この山王まつりは、『富山市中心部にある日枝神社の春季例大祭であるとのことで、近郷近在から
約20数万人の参拝者で賑う…』とのことです。
『そもそも旧藩時代から富山城下の総産土祭であり、城下あげての総祭りとして栄え…』などと、
日枝神社のHPには記してありますが、ボクにとってはそんなことは知ったこっちゃありません。
要は賑やかで楽しけりゃいいんです ヾ(・ε・。)

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看板には5月31日~6月2日となっています。HPには6月1日~2日となっているのに…

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定番の金魚すくいもあります…

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やっぱりお好み焼きははずせないでしょう (o゚▽゚)o

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焼きとうもろこし、子供の頃は大好きでした…

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『ばそ焼の炎』って、一体何じゃ?????

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今年も来ていました、『お化け屋敷』…子供の頃は怖かった (><)

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鬼太郎のキャラなんて、ちゃんとプロダクションに許可をもらっているんでしょうか???

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何が見えるのかな??

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子供が安心して参加できるお祭りって、スッゴクいいと思います ^^

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こんなの(光る耳?角??)って、小さい子供が身に付けるからかわいいのであって…

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こんなのが身に付けても、ボクはかわいいとは思わない…

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祭りの外では親方日の丸が待ち構えています…

さて、そろそろ本題に移りましょうか…って、んじゃ今までのは何だった?って聞かれそうですが…



実は、ボクにはこの山王まつりには、とっても辛かった想い出があるんです。

思い起こせば19年前…当時ボクには仲の良かった友人が4人いまして、ボクを含めていつも
5人で遊んでいたんです。
その年のG・Wには、そのうちの一人が結婚したりして、ボク達の未来は輝いていると、信じて
疑わなかったときでした。

しかし…5月の末頃に、その友達の中の一人のお母さんから、いきなりボクに『息子が
入院しています。実は、もう余命いくばくもありません。お願いですから病院に行って、
彼のことを元気付けてやってもらえませんか…』という電話がありました。

にわかには信じられなかったのですが、再度電話をかけ直したらやっぱりそれは事実でした。

その日から友人たちを集め、『千羽鶴を作る』と言ったら3日間で1,950羽の鶴が集まり、毎日
日替わりで誰かが必ず見舞いに行って様子を見るという日が続きました。

そんな中でボクに与えられた使命が、結婚を控えていた彼の婚約者に、その事実を伝える
ことでした…



19年前の6月2日…つまり、山王まつりの最終日に、彼女を呼び出してそのことを伝えました。

彼女の目から一筋の涙が頬を伝い、ボクの役目は終わりました…


   ♪千羽鶴の願いも届かず 消えてしまった29才の命
    ドライブに行った 酒を呑んで騒いだ あの頃の笑顔が今も俺に話し掛けてくる
    日に日に悪くなって行くお前を 見ていることしか俺はできなかった…

    寄せ書き色紙の想いもかなわず 天に帰った29才の命
    結婚するんだと 笑ってたお前 一番輝くはずの日に病に倒れようとは
    『チカ子のために死ねぬ』と言った 命の叫びを信じていたかった…

    溢れるほどの想い出だけを 残したままであまりに早く逝った
    いつの日にか お前のことを 青春時代の想い出として話すのだろうか
    いつまでも忘れはしない もう会えぬお前に捧げるレクイエム…♪


    『たかぎ』  詩・曲=なかちゃん



彼はその年の7月20日に亡くなりました。

今でもボクは山王まつりのにぎやかな様子を見ると、胸が締め付けられるときがあります。

若かったあの頃…ボクの大切な思い出です…



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コメント 18

がぁこ

華やかなお祭りなのにとっても辛い思い出があるのですね。。。(>.<)
なんだかお友達が亡くなられたのが同じ年なので人ごとのように思えません。
未来がたくさんあったのに、、、彼女を残して旅立たなければいけない
無念さを思うと辛いですね。。

それにしてもとても大きなお祭りなんですね^^
鬼太郎だけでなく愛ちゃんまでいますよ~~^^;;;
ヨーヨーやお面やいろんな屋台の風景、素敵に切り取ってあって
今年の夏祭りの参考にしようっと♪(゚ー゚*)
by がぁこ (2009-06-07 02:02) 

horigon

神様も、時に、とても残酷なことをしますね。
でも、ご友人の思い出は、なかちゃんを含め、今もいろいろな人達の
心の中に残っているのだから、彼の人生が無駄ではなかったと
信じたいものです。

山王さん・・・今年も行けずじまいでした。
なかちゃんの写真を見て、久し振りに怪しげな露天の食べ物を
食べてみたいと思いましたよ。(笑)
by horigon (2009-06-07 07:10) 

たいへー

いやー、辛い役目でしたね。
悲しい事も、思い出として大切にしてください。

光る角、どっちも可愛いと思ふ・・・^^;
by たいへー (2009-06-07 07:26) 

父ちゃん

友人の死・・・残されたひとの悲しみ・・・すべて自然のことだとはいえ悲しです(T_T)亡くなった方は、まだまだやりた方ことが沢山あったでしょうし・・・残された方は、この人とまだまだ一緒にいたかった・・・現実はどうすることもできない!わかってはいますが・・・やりきれないですよね(T_T)
自分は、こう思ってます・・・残ったものは、亡くなったものを思い出し語らう会を開く・・・そうすることで、何年もその人は、いろんな方の中で生き続ける(*^_^*)次に自分たちがなくなるまでは・・・
自分たちも楽しく頑張って生きましょうね(*^_^*)
終わり来るまでは・・・
by 父ちゃん (2009-06-07 07:52) 

okko

ほろ苦い失恋の思い出かとおもったら、とんでもない、悲しく辛いお役目だったのですね。祭りという賑やかさにそぐわない! 大変でしたね。
若い人は、進行も早いから。なかちゃんもご自分の健康診断を怠けないように、気をつけてくださいね。

バアチャン、右から2番目のキーホルダー欲しかったぁ。
五個谷の説明、興味深く読ませて頂きました。
by okko (2009-06-07 10:24) 

ちあこさん

大きなお祭りですね~!!いいなぁ。。。屋台(爆)お祭りって、大人子供にかかわらず楽しめる大きなイベントですよね。
こわーーーいお化け屋敷も、鬼太郎が出てるとなんか安心かも?
屋台のお面やキーホルダーのアップが素敵。光る耳のお姉さんも昔は小さかったんですよね~(^^;

今でも思い出される、記憶。それでも、今斬られた痛みのようではなく、痛いながらも少しずつは『穏やかな痛み』となりますように。
いつも寿命という理不尽さに、打ちのめされます。
by ちあこさん (2009-06-07 13:37) 

koto

死にそうだった彼は今や3人の子持ちで、実はもうすぐ孫が・・・
そんなオチを期待していたのに~
悲しすぎるわ~
きっと天国で楽しく暮らしていると思うことにしましょう。
by koto (2009-06-07 19:37) 

たま

賑やかなお祭りだから余計に辛さがしみる思い出ですね。
その彼女はその後、いい方をみつけて結婚さなったんでしょうか・・・幸せになっていてほしいです。

銃でおもちゃを狙う少年の後姿の写真・・・いいですね^^
by たま (2009-06-07 20:32) 

なかちゃん

♪本日ご来訪いただきましたみなさま…ホントにありがとうございました (^^)
今月最初の日曜日、いかかお過ごしだったのでしょう?
ボクは…ほとんど一日中寝てました (><)


♪がぁこちゃん、こんばんは (^^)
今回から『がぁこさん』から『がぁこちゃん』に変えてもいいかな??
もしNGだったら教えてね <(_ _)>

そうなんです…お祭り大好き、賑やか大好きなボクなんだけど、この山王
まつりだけは涙なしには語れない?ような想い出があるんです…
記事の中では書き切れなかったんだけど、誰よりも本人達が無念だったと
思います (><)

この山王まつりはホントに大きなお祭りなんです ^^
そうそう、愛ちゃんは名前が出てこなかった (TT)
そんな、がぁこちゃんが参考にするなんて、日本中のがぁこちゃんファンに
怒られてしまいますがな…



♪先輩、こんばんは (^^)
神様は、ボク達の願いを聞き入れてはくれませんでした。
実は、彼が病院で病と闘っているとき、ボクは願掛けの意味でヒゲを剃らずに
いたんです。
だけど、知人より『あなたの想いが強くて、彼は楽になれないんじゃないの?』
って言われて、ヒゲを剃りました。
そしたら…次の日に彼は天に召されちゃったんです (><)
ボク達の中では、今も彼は話題に上るんですよ…

山王さん、今年は行けなかったかもしれないけど、来年あたり一緒にいかが
ですか???
怪しい食べ物とおいしいビールで、ぷはぁってやってきましょう (^^)



♪たいへーさん、こんばんは (^^)
そうなんです…一番辛い役回りを承ってしまいました (><)
4人の中で、最初の連絡がボクに来たのも、彼のアドレス帳の一番最初に
ボクの名前が書いてあったから、とのこと…だったんです。
だけど、当時ボク達の出来ることは全部やったと思っているので、悔いは
ないんです。

あららららら…たいへーさんは、大人の女性もいいんだ ^^;
あっ、でもね、ボクだって決してロリポッポではないんですよ (^^)



♪父ちゃんさん、こんばんは (^^)
そうですね…どうしようもないこととはいえ、とっても辛かったです (><)
特に仲の良かった相手だけに、平常心ではいられませんでした。

残った者が語らう会を開く…もしかしたら、それが法事なのかもしれませんね。
だけど、こちらでは法事は親戚しか寄りませんので、ボク達がそんな会を催す
こともいいのかも…
彼の分まで人生を有意義に過ごしたいと思います (^^)



♪okkoさん、こんばんは (^^)
ほろ苦い失恋の思い出だったら…実はいくつかあります (><)
まぁ、もう19年も前のこと…しょっぱい記事を書いちゃったって、少し反省して
いるんです…
彼は、今ならC型と呼ばれていますが、当時は『非A非B劇症肝炎』って
病名で、入院したときには肝臓の97%が機能してなかったんです。
最早進行が早いとかの問題ではなかったんですね…
おかげでボクも、健康には若干気を付けるようになりました ^^

右から2番目のやつですか?是非憶えておいて、こちらにお見えになる時まで
には何とかご用意したいですね ^^
そうそう…五個谷間に関しては、何やらWikipediaにも似たようなことが書いて
ありました (^^)



♪ちあこさん、こんばんは (^^)
なんのなんの…そちらのお祭りは、もっと大きいんじゃないのかな?
大人も子供も笑顔になれるイベントが、お祭りなのかもしれませんね ^^
お化け屋敷に関しては、鬼太郎とか愛ちゃんとかが描かれている前で子供たち
が集まっていました。やっぱ安心するのかな???

彼のことは、今では普段は思い出したりはしません。
ちあこさんのおっしゃるとおり、『穏やかな痛み』になっているのだと思います…
その時の別れはとっても辛かったけど、今は毎日を笑顔で過ごしています (^^)



♪kotoさん、こんばんは (^^)
ホントですね…オチを付けることができたら、どんなにか良かったでしょう…
だけど、ボクなんかよりも彼女の方が何百倍も悲しかったと思います (TT)
きっと天国でボクのオヤジとお酒を呑んでいるのかも…です ^^
ホントにしょっぱい内容でゴメンナサイ。次は明るいのを書きます (^^)



♪たまははさん、こんばんは (^^)
ホントに、富山で一番大きなお祭りだから、なおさら思い出してしまいます (><)
その後の彼女は、お元気でやってらっしゃいます。ただ、今もお一人でいらっしゃって、
お話を伺うと『もう二度とあんなに辛い想いはしたくない…』とのことでした…

おもちゃを狙ってる少年は、何だか自分の過去の姿とダブって見えてしまって、
写真を撮りながらも自然と笑顔になってしまいました ^^
やっぱりお祭りっていいですね (^^)


by なかちゃん (2009-06-07 23:28) 

yuki999

出店はわくわくします。
by yuki999 (2009-06-08 02:31) 

neko

うわーo(TヘTo) クゥ
悲しい思い出ですね
お母様もつらいだろうなあ…
だけどいいお友だちや彼女に囲まれて幸せなかただったかもと
思いたいです。

山王さんには甥や姪も行ったはず〜。
夜の屋台がすごくきれいに撮れてますねじょうずだなあ
そして「ばそ焼きの炎」に爆笑してしまいました。
天国のお友だちにも聞こえたかもなあ(;^▽^A アセアセ…
by neko (2009-06-09 09:46) 

なかちゃん

♪yuki999さん、おはようございます (^^)
たくさんのお店が並んでいますが、昔ながらのお店にはワクワクします。
ただ、客と上手に言葉のやりとりをしているお店ってのは、ほとんど
見かけなくなりました…



♪nekoちゃん、おはようございます (^^)
そうなんです…ボク達や彼女も辛かったんだけど、彼のご家族が一番
辛かっただろうなって思います (><)
たった4人で3日間で折り鶴が1,950羽も集まったときは、正直『スゴイ
奴等だ…』って思いました。

そうか、nekoちゃんのご親戚が富山でしたね ^^
甥っ子さんたちとどこかですれ違っていたかもしれないね (´ー`*)
ばそ焼きの炎、おかしいでしょ?普通ならスグに気付くと思うんだけど、
あの時は10秒くらい真剣に考えちゃった (-。-)



by なかちゃん (2009-06-10 06:43) 

なかちゃん

♪xml_xslさん、takemoviesさん、kakasisannpoさん、shinさん、
c_yuhkiさん、U3さん、ありがとうございました (^^)


by なかちゃん (2009-06-10 06:46) 

ぐーちゃん

29歳、若すぎますね……。
私は30代最後の頃に、若いお友達をガンで亡くしました。
親しい友達からの電話に声をあげて鳴き始めたら、
相棒がお皿を洗ってくれた記憶があります。
その友達が好きだったもの(中国語、小さな飾り物など)
を見るたびに、元気だった頃の彼女を偲びました。

もうそんな辛い悲しみはとっくに忘れていました。
なかちゃんさんの場合、大変な役を任されたことと、
楽しいお祭りという反対のシチュエーションが
鮮烈に記憶に残っているんですね。
その彼女は今もお一人ですか、相棒を大切にしなくちゃね……。
by ぐーちゃん (2009-06-10 14:06) 

なかちゃん

♪ぐーちゃんさん、おはようございます (^^)
ぐーちゃんさんも大切な友人とお別れしたこととかあるんですね…
もしかしたら、みんなそうなのかもしれない (TT)
昔は毎年命日になると、ビールとタバコを持ってお墓参りに行ったんだけど、
今では日々の忙しさに、怠けてしまっています。

楽しいお祭りの反対側の風景なので、なおさら記憶に残っているのかも
しれませんね…
毎日の生活を、そして、全ての人とのつながりを大切にして、その人の
分も楽しく毎日を生きて行きましょう (^^)



by なかちゃん (2009-06-11 08:08) 

なかちゃん

♪satomiさん、ありがとうございました (^^)


by なかちゃん (2009-06-11 08:09) 

ulyssenardin36000

そういったものを全部受け入れて生きて行かなければなんのでしょうね。
by ulyssenardin36000 (2009-06-14 23:01) 

なかちゃん

♪ulyssenardin36000さん、おはようございます (^^)
長く生きて行く間には、いろんなことを経験するのでしょう…
そして、それを受け入れて生きて行くんでしょうが、それを忘れていくのも
人間なんだと思います。
だけど…全部忘れるんではなくて、想い出として残しながら生きて行く
必要があるのかもしれませんね…


by なかちゃん (2009-06-16 06:18) 

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